選挙結果・・・


9日間に亘る都議会議員選挙が終わりました。

連日大きなマイクで街中をお騒がせ致しましたこと、まずお詫び申し上げます。

ただ、今後の東京都政を占う、また私たち墨田区民にとりましても大変重要な選挙でありましたので、ご理解を頂きたいと思います。

 

本区におきましては、自民党候補者:桜井ひろゆき元区議が2位、26,648票というたくさんの得票をいただきましたこと、同僚としてたいへん嬉しく思います!

私からも、ご支援をいただいた皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!!

『自公で過半数割れ!』『自民党惨敗!』と一斉に各新聞、TV等で報道されております。

定数127議席のうち、70議席を保持していた都議会与党と言われる自民・公明の両党が9つ減らし61議席となりました。一方で民主党は20議席を伸ばし54議席を獲得しました。

墨田区は自公民と前回同様三党で分け合い、2名の新人が都議として働く場を与えられたという結果です。

私がいうのもヘンですが、3名の都議の皆様には是非真面目に我々区議会議員と手を携えて墨田区民の生活の向上、満足度のアップ、区の発展に力を貸して頂きたいと思います。

出来れば皆様には、今回のように政権交代をうたって、国政と絡めて評価し投票行動に移るのではなく、今回当選した3名の都議会議員が、区の為に必要か?これから都の課題に対してどんな仕事をするか?都政の中で何をしているか?という事を区民が見て、判断して4年後に選ばなくてはいけないのではないか!と強く感じるものです。

【コレってあり??】

その1

民主党さんに何の恨みもありませんが、今回の目黒区選挙区(2名公認)における民主党の対応。

結果は一人当選(37430票)、一人は次点で落選(16058票)でした。

この2名の公認候補者の選挙事務所が同じビルの1階と2階

しかも女性候補の方は、6月30日(告示の3日前)に追加で公認された、もう一人の男性候補者の運動員であった方です!(驚)

敗戦の弁として、「準備期間が短いわりには大善戦、支持者が8割方重複して票が伸びなかった!」(当たり前だっつうの・・・)

事前の世論調査(結果的に、確かにうまく2等分すれば大丈夫)により、2名ダブル当選できると踏んで党の本部から急遽公認したのでしょうが・・・当の本人たち2名ともがコレでいいのか?半信半疑で、ビックリしたのでは!間違いなく複雑な心境だったと思います。

節操がないというか、いい加減というか、大事な都議選をどのように考えているのでしょうか?

その2 (民主党内でも、トバッチリ!)

大田区は定数8に対して、民主党は4名公認。一気に半数の議席獲得を狙いました。

ところが・・・

1位2位は新人候補で31歳と34歳の見るからに若々しい2人(今風にイケメン)、落選の次点、次次点は現職の67歳と56歳の2名でした。

特に落選のこのお二人は、一人が5期も務め都の監査委員という要職を就かれた、民主党の議員が少ない時代から都議会内で一生懸命に頑張って、今の都議会民主党を築いた方。

今一人は党の支部長という立場でまとめ役をされ、新人の公認にも理解を示され、結果的にご自分が落選されてしまいました。(公認3名にしておけば・・・?)

何が言いたいかというと・・・同じ民主党公認候補者でも、実績やその候補の立場は勘案されず、ポスターを目で見て、若くて民主党らしい候補?!に極端に偏って票が入ることが結果として現れました。

(でも、それが都民の変化への期待感と言われれば・・それまでですが・・・)

正直、この2つの例は今回の都議選の象徴的な選挙区であると思います。

決断! 本当に実現できるの?

民主党が第一党、与党が過半数を取れなかったことにより、石原知事の都政運営については非常に厳しくなる事が予想されます。

報道についても、一部、国政と同様に『石原都政にNO』という論調が期間中大いに感じ取れましたし・・・

また、朝の討論番組でも民主党の幹部の方は、『新銀行東京』について直ちに廃止という主張を都民に理解が得られた!と大きな勘違いをされているようですが・・・

政権交代をキャッチフレーズに都議会議員になられた新人議員を含め54人の力で本当に廃止を実現するつもりなのでしょうか?

その他民主党のマニフェストには、築地市場移転はNO,後期高齢者医療制度の廃止、出産育児一時金65万円にします、高校の無償化等々まあいろいろな事が書かれていますが・・・

この流れで当選し第一党となられた訳ですから、石原知事に対して都民の期待?にしっかり応えるべきであるし、実行、実現しなければ都民にそれこそ嘘をついたことになります!

区民の皆さんも是非注目して頂きたいと思います。


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