15日・・・福祉保健委員会


 15日は私の所属する、福祉保健委員会が13時から開催されました。

常任委員会は基本的には、議会中に1回開かれます。従って、年4回という限られた回数による開催です。

委員会では、議案の審議や、陳情・請願の審査、補正予算の内容やその他所管の事業の状況等の報告に対して、各委員が区側と議論します。

いつも申し上げますが、このペースやスピードで区政が進行しますと、いかに区議会議員が各事業や施策、それらの課題を常に頭に入れているか、また委員会や本会議での質疑を区長以下区側といかにしっかり行うか?が問われる、おろそかにしてはならないという事になります。

そう考えると、区民の声を反映する大きな機会であり、区議会議員の役割は大変重要であるわけです。

予算委員会 007.JPG

 

さて委員会当日は、発言を二回致しました。

先ほどの話の続きのようになりますが、子育て支援の部長さんから今回の補正予算で、年内での早急な対応をするために下記の予算をお願いするという報告に対して・・・質問しました。

横川橋保育園の分園として、立花サンタウンの空き店舗を借りて1歳、2歳児それぞれ15名、計30名の規模で建設を図る。

本所地区に、同じく30名規模認証保育園建設を一園予定するための補正予算。

二つの予算の説明がなされました。これは新聞紙上で大変話題となっている保育園に入りたくても入れないお子さん・・・いわゆる待機児童対策を墨田区はしっかり取り組んでいるという表れであります。

頭に入れておかなければならないのは、21年度、今年の当初予算においても100名規模の認可保育園を緑に建設し、22年の4月には開設の予定であること。(2月の予算委員会で議論しました・・・)

もう一つは、待機児童が墨田区には何人いるのか?ということです。答えは・・・4月1日の段階で218名!

ということでこの3つの開園により合計で160名のお子さんを何とか待機せずに入園してもらう準備・・・定員拡大により、単純に引き算すると58名の待機者が予想されるということですが、一方でこの不景気により1.3倍くらいに入園希望者が増えるとの予測もあります・・・。

ただ墨田区は他の区と比べても、スピード感を持ってしっかりと対策、計画を進めている訳です。(評価できる!)

しかしながら区の取り組みはコレでいいのか?という意味も含め・・・この委員会において共通の理解すべき数字として218人と58人という9月15日時点の数字を確認しました。

今ひとつの発言、質問は「立花小学校跡地の158床規模の特別養護老人ホーム」の計画の報告について・・・墨田区の介護施設入所待機者も693人と言われております。

介護保険の事業であるこれらの施設整備・・・・上記規模の施設を一つ建設しますと、3年に一度の介護保険料の見直しで基準額で60円上がってしまうそうです。

また平成12年から始まった介護保険事業は、3年に一度の事業計画の基に施設の整備や、ヘルパーさんの報酬、介護サービスの充実策等が決定し、21年4月から第4期事業計画に入ったところであります。

当然計画に沿って運用されるため、期の途中で施設を作ることは出来ない為、計画は前もって早め、早めに準備していかなければなりません。

私は、この立花小跡地が決まったからといって安心せず直ちに次の同じ100床規模の施設整備の計画を取りまとめ、この第4期中にしっかりと示さなくてはいけない!

また、その際作るにはこれだけのお金が掛かり、保険料にこれだけ跳ね返るという事を明確に区民に示して理解を頂きつつ、平成27年には、4人に一人が65歳以上という時代に、早急に備えなければいけない!との意見を述べました。

以上が、私の委員会発言報告です。

ちなみに、国の補正予算で21年度版『子育て応援特別手当』という子育て支援策が報告されました。

10月1日基準日で3,4,5歳のお子さんに、1人36000円を給付するという自公政権時代の最後の事業も今回の補正予算で審議され、実際に通れば12月から来年6月にかけて支給される運びとなります。

新政権でも来年6月には、13,000円の支給が始まりそうですし、両政権の子育て支援策が混在し重なれば49,000円が給付される世帯もあり、不思議な感じと、該当の家庭には予期せぬお年玉のようなうれしい話でもありそうです・・・

どちらにしても、ちょっと財源が心配です!

 


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