墨田区 平成22年度予算


 本日から平成22年度予算特別委員会、実質審査が始まりました。

朝10時から、歳入、総務費ほかの審議に入りました。

今回の委員会では、私は委員から久々に外れることとなり、議員傍聴席(委員席の後方)にて委員の皆さんの議論ややり取りをしっかりノートに取りながら、私なりに22年度予算の勉強と意見をまとめる作業に入っております。

確かに委員のメンバーでないと、気は楽ではありますが、楽をしたら区民にとって大事な、大変重要なこの時期の墨田区を見過ごしてしまう・・・イコール区民の期待やを思いを踏みにじる・・・イコール区議の務めを果たせない!

ということで、実は委員であるより気持ちを引き締めて臨まなければと思っています・・!

 

photo.jpg

この墨田区平成22年度の予算は私的に一言でいえば・・・

いろいろな意味で興味があり、議員として区長さんと真剣に議論しなければならない材料がとても多く含まれている予算であるということができます!

1041億円という巨大な一般会計の予算。国民健康保険や介護保険などを含めた総額では、1505億超というこの不景気で税収が大きく落ち込む中で、ある意味で背丈に合わないものであると言えます。

何故そうなるのか?を区側の考え方、各事業や施策について、トコトン掘り下げて答えを頂き、我々が納得の上で4月から執行していかなければならない!

また本委員会で認定しても、1年間しっかりと注意深く監視の目を向け、区民の皆さんの顔を常に思い出しながら執行状況、数年間の我が区の財政状況に注目していかなければならないと思っています。

もし私が質問する立場であれば・・・

例えば、3年間の財政推計にあまりにも無理がある点。

基金の取り崩し、区債の大幅な発行を大前提にしているが、平成24年度終了後、基金残高は?区債発行残高は?経常収支比率は?いったいどうなるのか。

(来年は約95億の区債を発行し、基金から今年と同じように約74億繰り入れるという答弁がありました・・・)

財政状況改善へのプラス要因が常に景気回復頼みである点、考え方として、日本経済がいつまでにどこまで回復するのか?

(私は残念ながら急激な回復はないし、大幅なバブル期並み回復は考えず、現在を基準として対応すべきでは?と考えています。)

また実は25年以降も大規模開発や整備は順次予定されており、さらに扶助費も伸びることは確実で、一息吐くどころではないのでは?

単年度の収支バランスの均衡は結構ですが・・・ただ単に足らない分を貯金引出しと借入で埋めるというのは?(毎年の例でいえば・・・大きく組んで約5パーセントの剰余を残す、基金に改めて積むということもあるが・・・)

長年の運営手腕から山崎区長さんなりに行ける!という感触があるのだと思いますが・・・完全に財政悪化、硬直化が予想できるのに有効な手立てや思い切った見直しに着手しないのは?。。。単純な疑問であります。

実は昨年も委員であった私は、『財政状況の厳しさを区民の皆さんへ取りあえず伝えるべきではないか?』と区長さんに質問しましたが、まさかさらに厳しい今年の一般会計予算が昨年より80億も増えるとは思いませんでした・・・。

こういう基本的なところから、よーく議論して確認し、了解しなければ・・・。

大項目で重点事業として・・・増大する区民ニーズ、財政需要の中

生活保護受給者の急増、学校耐震化、タワー関連インフラ整備、曳舟再開発事業、京成押上線立体化、観光都市への準備、錦糸公園整備、新総合体育館の分割支払、保育園待機児童対策、高齢者、障害者の福祉施策事業、中小企業緊急経済対策等々

まだまだ数多く予定事業があるのでしょう。

ただ、予算書中の約1000事業の中に、本当によく見るとこの時期であるからこそ・・・思い切って見直す、あるいは廃止、少しの間後へ回す、そんな事業も結構あるような気がします。

その辺を個別に議論し、納得した上で実際のスタートを切って欲しいものです!

以上、分かりにくい表現となってしまいましたが、感じるままに素朴な疑問を列挙させていただきました。。。

今週は金曜日まで毎日が款別質疑です・・・明日も報告と自分の意見を述べさせていただきます。


«  | ブログトップ |  »