予算委員会、総括質疑


今日は予算特別委員会第8日目。

とても長く感じた予算審議も本日で終え、いよいよ明日の各会派意見開陳で認定するのか、非とするのか決するわけであります。

認定されれば、一般会計で1041億円という大きな予算を、晴れて来月4月から執行し、区民サービスや観光都市への準備、必要な街づくり、教育費、施設整備、職員の人件費等々に順次使われていくようになります。

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事務所で今回の予算内容、委員会自体や質疑の中身を振り返ってみました。

各会派、質問者の先輩、同僚議員それぞれによって質問の傾向やこだわり、得意、関心事、語り口、話術、予算の見方、質問の構成、アドリブ、答弁の取り方等々特徴がありました。

答弁を聞いて、初めて分かったことや私自身関心を持たなかった事業の説明など改めて大変勉強になりました。

例えば、低所得者層、高齢者向けの住宅施策。

私は、自らが住む家については、少なくとも区の積極的整備範囲ではないと思っています。否定はしませんし、目標を持って対応することは区の責務であると思いますが、この辺まで区の範疇、責任となると予算がいくらあっても足らない事態となることは明白です。

ガン検診の受診率向上について。

無料クーポン券配布により、乳がん、子宮がん検診の受診者が急増したことが判明しました。確かに受診率向上の効果があったわけです。ただこのまま、いまあるメニューのすべてのガン検診、受診率を上げることを目標に補助、助成だけを議論したり予防接種を次から次へと増やす等、区の独自予算で対応し続けると区財政は直ちにパンクします。

委員からの指摘事項であり、その見方は正しい部分、区民のニーズの代弁であるとは思います。また直ちに対応とはならず、数年後に具体化、取り入れられるものもあるのでしょうが・・・

区長さんは単発の拡充を求める質問に対しては、色よい答弁に終始していましたが、一体どれが優先順位の一番なのでしょうか?すべて検討し推し進めるように聞こえました?!

特に1041億という膨れにふくれた本予算で、民生費が50パーセントを裕に超えた中、またどの会派も財源不足を指摘した状況で施策や事業の拡充だけをやり取りするのはキツイなぁと率直に感じました。

また逆に私が事前に興味を持ち、調べたり課長に説明を求めたり、自分だったらココを質問するというところが、全日程を通して出なかった施策や事業も結構あったように思います。例えば・・・

★子ども手当、★保育園待機児童0作戦!

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★なぜ大学誘致が必要か?外部評価委員会の設置、

商店街連合会の自立、IT化の推進、

ものづくりコラボ、ブランド認証、プレ観光プラザ、

職員のモチベーション、基本計画成果指標調査、

都が示した教育環境の変化への対応、学校ICT化の本格稼働、

障害者(児)の移動支援、放課後等支援事業を始めとする障害者対策全般

高齢者施策の整理統合、見直しについて

平成25年以降の一息ついた後という?財政見込みについて・・(財政需要は減らない!)

墨田区の各財政指標が危険水域に突入では?。。。などです。

発言できなかった。。。これらについては、22年度における内容報告、実際に執行される際には注意深く、その都度確認し、提言に努めたいと思います。

近いうちにもう少し整理して『とおる通信』にまとめたいと考えていますので、区民の皆さん、ぜひ期待してください。

 


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