就学前教育、講演会&シンポジウム


今日は久しぶりに常任委員会、産業都市委員会が開かれました。

午後1時から4時30分まで、みっちりと議論が交わされました。

特に陳情の審査で、『区内循環バス南ルートに錦糸町南口バス停を設置して欲しい』という内容の陳情を各会派が意見の開陳、採択するのか、不採択とするのか議論がなされました。

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1200人の地元町会、団体を始め多くの皆さんの署名も集まり、東京スカイツリー開業後、錦糸町の南口を盛り上げたいという要望、願いでありましたが、残念ながら不採択となりました。

私のこのHPでも区内巡回バスの3ルートはご覧になれます

区は、この3ルートのパブリックコメントを区民の皆様に求めたわけでありますが・・・他の地区もわずかながら、ココを通して欲しい、何故こちらを通過しないのかというような意見もあり、この陳情を採択しますと、これらの意見も同じように取り扱わなければならず、現状も十分恵まれている錦糸町南口だけを特別に対応はできない・・・主な理由。

また他の交通機関、例えば今後、都バスなどとの調整も考えられる、バス停をという陳情は受けられない、等の理由からです。

貴重な地元の意見も充分に斟酌しながら、今後のこの問題の対応には私自身も気をつけて、街の発展につながる様、努力していきたいと思います。

委員会が終わり、控室の席に戻ると・・・

本日開催される講演会、シンポジウムの案内がデスク上に配布されていました。。

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本区児童保育課において、小学校への滑らかな接続を図る幼児教育の推進というプログラムが作成されました。

一目見て大変興味深い内容であったのと、ちょうど6時から13階の会議室で開かれること、また先輩の田中くにとも議員が『とおる君、一緒に出てみないか?』というお誘いがかかり急遽、参加致しました。

内容は、就学前教育、幼稚園、保育園、小学校の連携、小1プロブレムといわれる社会問題について、5歳児のカリキュラム作成、ひいては『幼小中一貫教育』へのアプローチ、家庭への働きかけ、本区の新たな保育指針、幼稚園教育要領の実践的取り組みといった中身の濃いものでありました。。。

先進的な品川区から大竹講師の講演、シンポジウムは6人のパネラー、発言者の実体験に基づく分かりやすい説明、保育園、幼稚園がこのプログラム作成に当たり多くの議論を費やした内輪話、90人の参加者が、真剣に聞き入り、私自身たいへん勉強になりました。

大竹節子先生が冒頭、『今日の出席者はお得ですよ』と言われましたが、本当に参加して良かったと思っています。

また、これらの実践や家庭や保護者に理解していただくには、お金がかかるなんて話もありましたが、このことで墨田区の子どもたちや保護者がいい方へ変わって行くなら、議会としても大賛成です。。。

(プログラムから、普及のためのPR活動、冊子の作成、配布、問題や区の方針の共有化、意識改革、そして各家庭へDVDを作って配布という3年ぐらいの計画)

特に品川区のDVDは子育て中の親に興味を持たせ、字では読まない若い世代向けにダイアリー化、成長日記のような仕掛けも付帯させ全保護者に配布、他区からも、私も欲しいというニーズがあるものだそうです。

子育て支援部長、児童保育課長も出席しておられましたが、大変いい企画を実現されていると感心。。。

また担当職員の方々の努力も素晴らしいし、区立幼稚園、保育園の園長さん、保育士さんの真面目な姿勢にも感激しました・・・

時間も遅く、地味ながら、このような意義ある会が開催されている現実を知ることができ、『本当に得した!』と思いながら、9時に事務所に帰りつきました。。。


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