墨田区観光協会総会


 5月20日午後3時から区役所リバーサイドホールで『墨田区観光協会』の総会が開催されました。

昨年新たに23区初の一般社団法人としてリスタートし、今までの行政主導というか、ほぼ一体の協会から・・・

将来的には【すみだの観光】を一手に担い、自立した形での協会、事業運営を図って『国際観光都市すみだ』実現の先頭に立つという目標をもつ法人であります。

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そんな期待を背負った協会ですから、どのような内容の総会になるのか?大変興味があり一会員として、また区議として勉強も兼ねて楽しみにして出席しました。

結論から言いますと・・・職業柄、いろいろな会合に出席をしますが

今までに出たことのない形式の総会であり、協会の今後に大いに希望が持てる内容であったと思います。

パワーポイントを巧みに使った、大型スクリーンでのプレゼンテーション形式のそれぞれの報告は、大変分かりやすく、数字や事業の報告を耳だけで聞く従来型の総会とは違い、夢のある観光施策や事業を目で見て説明を受けることによって、期待感や親近感等を感じさせるものでありました。。

DSC02574.JPG  VISIT SUMIDA 協会のロゴマーク

旧区役所体質であった組織の再編成、事務所の移転、実際の協会運営、予算執行、会員の増強、事業の実施など1年目としては十分な実績と成果があげられました!!

また、この一年間22年度の事業計画案も示されました。

東京スカイツリー開業に合わせて、シティセールス、観光プロモーションを始め、今やっておかなければならない事、従来からの継続事業をさらにレベルアップさせること、各施設の整備事業、もてなしの気持ちが入った分かりやすいマップの作成などなど・・・本当に多岐にわたると思われます。

阿部理事長をはじめ各理事の皆さん、協会職員の皆さんにはこの大事な22年度も明確な目標のもとに大いに汗を流していただき、すみだ発展のために活躍していただきますようお願いと期待をするものです。

わたくしの個人的感想としては、協会は本当にやる気満々で今年も必死になって仕事に臨んでくれると確信しています。

さて 墨田区は・・・?  議会内にいる身として感じるのは・・・

行政のスピード感はこれで良いのか?先を予測して、対応・準備が本当の意味で出来ているのか?

東京スカイツリーを運営する東武鉄道とのコミニケーションは、しっかりと取れているのか?等々

実は大変心配をしているところです。。。( 心配?これを解消するのが私たちの仕事ではありますが・・・)

特に過日の新タワー建設・観光対策特別委員会でも報告のあった新タワーの5階、展望エレベーターを降り口から進行方向の導線上、一等地に開設するといわれる・・・

『観光プラザ構想』については、これからも納得する議論をしっかりと重ねていかなければ・・・開設して失敗したでは、大変なことになります。

議論や打ち合わせを後に送ることにせず、早め早めの対応を心掛けて貸主の東武鉄道と交渉すること。

運営を区が直営で行うのか?

どこかに任せるのであれば、この時期には当然、議会に報告があってよい時期であると思います。

もし観光協会に委託するのであれば、この総会の今年度事業計画案に検討準備としてでも載っていて良かったのでは・・・と率直に疑問を感じました。

以上は、一つの例ではありますが・・・

「観光都市すみだ」を目指すには多くの課題、しかも難題が次から次へと出現してくると予想します。

しかも、区民生活にも大いに関連し、区民の目、国の内外から注目を浴びて行くことになるでしょう。

東京スカイツリーは、24年4月の開業。もう2年を切りました。(正確には1年と10カ月)

墨田区当局は、この時期に問題点や課題を整理して箇条書きにし、ひとつひとつ進捗状況やスピード感を今後の展開等を精査するべきではないでしょうか?

今までの反省は置いておいて・・・今後どのように対応するのかを確定して、とにかく前に進む!

ここで気持ちを改めて、リセットして仕事をしてゆく時であると・・・観光協会総会に出席しての感想でした。

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  ☆今日のタワー         第一展望台下部がもっとハッキリしてきました。


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