放射性核種分析


今日は午後の時間を使って、打ち合わせに行って来ました。

私の親友がトップを務める会社へ訪問し、自社独自の放射線簡易測定器『Naiシンチレーションサーベイメータ』を使った、公的な放射能測定マニュアルに基づく検査の環境づくり。

さらに7月には『ゲルマニウム半導体検出器』を導入し、核種分析を行える体制の構築について意見交換をしてきました。

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消費者に安心・安全な商品を供給するという会社の理念、考え方に基づき、いち早くこれらの検査体制を整えたとの事です。

シンチレーションサーベイメータは厚生労働省の指定する機器であり、ガイガー管方式カウンターにより、高感度、高精度の検知が可能。

ただし機種ごとに測定値が違ってくるので、測定結果基準の適応が難しいという難点あり。

そこで、この会社はゲルマニウム半導体検出器を導入し、(日本にはそんなに数はないそうです)

検査方法・・・

緊急時における食品の放射能測定マニュアル(平成14年3月厚生労働省通知)の検査法に基づく

試料中のγ線を放出する核種を同時に測定、試料中に含まれている放射性物質の種類や放射能濃度を測定

農産物や土壌、飲用水などの測定を予定しているとの事。

検査での測定値を必要に応じて、放射線検査結果の報告書を作成し安全性が一目で判る様、紙ベースで報告してくれるとの事でした。

大変、勉強になりましたし、これを我が墨田区で活用できないかと真剣に考えたところです!

墨田区議会議員として

ここに来て墨田区民、特に小さなお子さんを持つ保護者の方々のご心配が日に日に大きくなっていることを承知しています。 (お気持ちはよく判ります!)

区行政、担当者とも色々な形で折衝してきましたが、今日まで殆ど進展がないという事実に直面しています。

私の考えは、東京都や墨田区役所は墨田区民の心配や要望に対して・・・

『測定結果は安心です!!』という結果を公表すべきであるというものです。

ただ、この件に関しては、冷静な対応や判断が必要であるという事も頭に入れなくてはいけません!

一体どこまでが安心で、どこからが超過なのかという判定基準の問題 (堂々めぐり化)

区内すべての方々の要望。つまり12の中学校、25の小学校、土壌やプール、公園や各施設、または自分の家まで検査して欲しいという要望に対するサンプル数の問題、

給食食材の検査基準・・・

例えば、もし心配なら、保護者の皆さんが落ち着くまでお弁当毎日持参でコンセンサスが取れるのか?等々

私はそれらのことをしっかりと精査した上で、来週改めて・・・区行政と腹を割って話し合い、一日も早い前向きな回答を引き出したいと思っています。

また6月14日火曜日は、墨田区議会本会議。

山崎区長の所信表明演説が1時から行われます。

区民のみなさん・・・(任期4年間で区政全般からすると一部ではありますが・・・)

この問題に対しての区長さんの考え、取り組む姿勢が演説を通して現れると思います。

本会議傍聴か、リアルタイムでネット中継もなされますので、ご注目されたらいかがでしょうか?

 

 


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